今里筋線BRT 社会実験4年目も苦戦続く
オオサカメトロと大阪市が実施する今里筋線BRT社会実験4年目の利用状況が市の都市交通局から発表され、採算性の確保が難しい状況が続いていることが判明した。
2022年12月の平均利用客数(推計)は平日19.6人/便、土曜18.0人/便、休日15.2人/便で、いずれも新型コロナウイルス感染症の世界的流行前だった2019年比で増加したものの、今里筋線延伸区間(地下鉄今里〜湯里六丁目)で利用客が少ない傾向が続いており、全区間で輸送力が乗車人数よりも大きく上回っていることも報告された。
社会実験5年目では利用状況に合わせた運行計画の見直しが検討されているほか、5年目経過の段階で2度目の効果検証が行われることから、早ければ来年2月ごろにも今後の方向性が示されるものとみられる。
大阪市の発表はこちら