新型コロナウイルス感染症 冬の自粛期間終了後も影響色濃く

新型コロナウイルス感染症の流行状況悪化で昨年12月から3ヶ月半に渡って継続した大阪府の外出自粛要請が、緊急事態宣言期間後の移行期間を経て3月21日をもって終了したものの、自粛期間が長期化したことで大阪シティバスの運行等にも影響が色濃く残っている。

シティバスの自社運行路線では感染症の流行収束と経済活動の平常化が依然として見通せないため、USJ行バス・空港リムジンバスで行われている全便運休の措置が自粛期間終了後も続いているほか、バス車内や各停留所などで行われている感染症対策の呼び掛けも引き続き行われている。

一方、府内の直近の新規感染者数(7日間平均)が3月中旬以降再び急増しており、段階的な経済活動再開を想定していた先行きが危ぶまれている。

(画像は緊急事態宣言・外出自粛要請解除後に撮影)

運休2年目に突入したUSJ行バスの運休案内。案内はUSJ営業再開後も無期限運休継続が決まった昨年6月時点のものがそのまま使用されている。

2月に全便運休を開始した空港リムジンバス。シティバスが標柱を管理している停留所についてはシティバスが作成した運休案内が掲出されている。

昨年5月以降朝晩の一部便運休が続くIKEA行バスの暫定時刻表。時刻表上は感染症発生前のダイヤが所定の扱いとなっている。

一部の一般路線停留所で登場した小型版の社会的距離確保の呼び掛け案内。簡易型の標柱を使用する停留所を中心に昨年11月ごろに写真の案内へ差し替えが行われた。

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