新型コロナウイルス感染症 変異型ウイルス拡大で経済活動の制限再び強化か
新型コロナウイルス感染症の変異型ウイルス「デルタ株」の影響により、昨冬から続く経済活動の制限が再び大きく強化される可能性が濃厚となっている。
デルタ株は従来型や4月〜5月に流行した「アルファ株」より感染力が大きく増していることが特徴で、大阪府内ではデルタ株への置き換わりが進むにつれてワクチン接種効果を打ち消す形で新規感染者数が急増。29日までの新規感染者数7日間平均は568.3人/日と、緊急事態宣言発令の目安となる基準を超過した。
ワクチン接種の進行に合わせて大阪シティバスも含めた関西の各交通事業者で集客イベントの再開を模索する動きもみられるものの、デルタ株への置き換わりが先に進んだ首都圏では従来の感染症対策では対応できない規模まで感染状況が悪化しており、府内でも8月上旬にも極めて深刻な局面に突入するおそれが高まっている。