新型コロナウイルス感染症 オンデマンドバス社会実験が外出自粛で利用客低迷
3月末に開始されたオンデマンドバス社会実験の中間報告が5日発表され、3回目の緊急事態宣言などによる外出自粛の影響により利用客が低迷したことが判明した。
オンデマンドバス社会実験はオオサカメトログループが実施し、大阪シティバスは車両運行などを担当。運行開始から7月11日までの1日あたりの利用客数は生野地区が38.5人、加美地区が25.8人、長吉地区が18.1人で、運行開始前の公共交通会議でメトロが示した採算分岐点の目安となる1日あたり200人を大きく下回った。
新型コロナウイルス感染症の感染状況については7月後半以降急激に悪化し4回目の緊急事態宣言が発令されるなど事態好転の目途は立っておらず、メトロで社会実験中の今里筋線BRTとともに厳しい利用状況が続くものとみられる。
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