メトログループ2018-2025中期経営計画の2022年5月改訂版が発表
オオサカメトログループの2018-2025中期経営計画の2022年5月改訂版が、26日の2021年度決算発表に合わせて発表された。
中期経営計画の改訂は2020年12月以来1年半ぶり。新型コロナウイルス感染症の発生により大きく変化した事業環境への対応のほか、社会的要請となったSDGs(持続可能な開発)への言及も初めて行われた。シティバスに関係した主な記載事項は以下の通り。
・脱炭素に対応した車両(電気バスなど)の導入
・EDSS(ドライバー異常時対応システム)搭載車の増車(2022年度は43両導入予定)
・乗車券のデジタル化推進
・SNSなどを活用した情報提供強化
・貸切バス事業や旅行業の営業強化
・イベント時の臨時増便実施
・オオサカポイントを使ったキャンペーン実施
・大阪・関西万博開催時の会場へのアクセス確保
・グループ総合運行管理センター確立に向けたメトロとの連携
また、中期計画改訂版と同時に発表された2021年度の事業活動概要では以下の事項が記載されている。
・バスジャック等重大事態対応訓練などの各種訓練実施
・運転手のサービス介助士取得の推進
・新型コロナウイルスワクチン大規模接種会場への直行バス運行
・停留所でのサービス向上(微細ミスト設置・「i・ma・doコード」整備など)
・ポイントラリーや貸切バスツアーなどの催行(※注)
・燃料電池バスの導入
(※注 2021年秋以降の感染状況が落ち着いていた時期を中心に実施)
今回の改訂版では感染症対策と並行しながら社会経済活動がある程度行えるようになったことを踏まえた記載も目立っており、想定通りに計画が進むかが注目される。
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