安倍元首相国葬 シティバスは弔意表明見送り
今年7月、選挙遊説中に殺害された安倍晋三元首相の国葬が27日に営まれたが、大阪シティバスの営業所では半旗掲揚などの弔意表明を見送った。
民間人を対象とした国葬は1967年の吉田茂元首相以来55年ぶりで、シティバスの株主となっている大阪市や市との連携を進める大阪府では庁舎にて弔意を表明したほか、大阪府市からの国葬への参列も行われた。
今回の国葬では民間への弔意表明や歌舞音曲の自粛など各種要請が国から出されなかったほか、ほとんどの現業社員が加盟する労働組合・私鉄総連(日本私鉄労働組合総連合会)が国葬実施に強く反対していたことから、弔意見送りの判断に影響を与えた可能性がある。