新型コロナウイルス感染症 分類変更後も従来の対策をほぼ継続

新型コロナウイルス感染症の感染症法における分類が5月8日から従来の2類相当から5類に変更された。分類変更に伴うバス業界統一のガイドライン廃止により大阪シティバス公式ホームページで公開されていた感染症対策の案内が取り下げられた一方、当面のあいだ従来の対策を継続することも発表している。

シティバスにおける対策内容は据え置かれているものとみられ、マスクの取り扱いについては運転手は従来通り着用し、乗客に対してもバス停留所や車内にて着用をお願いする車内放送を続けているほか、分散通勤の参考となる平日朝ラッシュ時の混雑状況もホームページにて引き続き公表されている。

株主の大阪市と連携が深い大阪府では分類変更後1年程度を通常の5類への移行期間として取り扱っていることから、シティバスの感染症対策も分類移行が完了する来春にかけて続けられるものとみられる。

大阪シティバスの発表はこちら
(画像はすべて感染症法の分類変更後に撮影)

主要ターミナルなどに設置が続いている手指消毒用のアルコール消毒液。分類変更に合わせて撤去の動きもみられるなかシティバスでは設置を続けている。

事前に窓を開けた状態で運行するバス車内。車内の三密(密閉)対策として、黄砂の飛来や悪天候が見込まれる場合を除いて窓を開けての運行が継続している。

設置が続く運転席のビニールカーテン。感染症発生前の旧仕様車(写真)では最前列の座席閉鎖が継続する一方、運転席周辺への立ち入り制限テープは順次剥がされている。

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