万博工事関係者輸送用の通勤バスが運行中

大阪・関西万博開催予定地の工事が本格着工したことに伴う建設工事従事者向けの通勤バスが、2023年6月から南港のATC前〜夢洲間などで運行されている。

通勤バスは夢洲への通勤車両乗り入れを減らす目的で工事が行われる平日と一部の祝日に設定されたもので、運行開始時直後はシティバスに加えて西日本JRバスや日本交通の3社で貸切扱いの共同運行を行い、その後は西Jバス・日交の撤退や舞洲発着便の廃止を経て一般路線扱いの運行へと移行。

シティバス便は運行開始直後から一貫して酉島営業所が担当しており、使用車両は一般路線用だった元・大阪市交の移籍車の暫定投入ののち本番の来場者輸送にも使用される電気バスへ順次置き換えを行い、通勤バス用の電気バスは前面にオオサカメトロのロゴが取り付けるなど、一般路線向けの車両と異なる仕様で導入されている。

通勤バスの運行は2025年1月に予定されているメトロ中央線の夢洲延伸まで続けられる見込みで、工事の進捗状況に合わせて運行ダイヤは1ヶ月おきに変更される体制が取られている。

オオサカメトロの発表はこちら
(運行の様子を紹介する写真は感染症の分類移行期間完了後に撮影)

ATC前停留所の様子。停留所の位置はUSJ行バス(往路・長期運休中)ののりばと同じで、平日の通勤バス運行日には案内員を兼ねた操車要員が配置されている。

標柱に貼られた行先案内。夢洲方面へ向かう便には系統番号を模した数字が割り当てられており、車両側の行先にも一般路線と同じ様式の系統番号を表示している。

一般路線のバス車内などで掲出されている万博関連運転手の募集案内。人材確保を要する業務のため、周辺各社よりも高水準となる時給2,000円に設定されている。

« Back