QRコード対応のデジタル乗車券サービスが開始

スルッとKANSAIのデジタル乗車券サービス「スルッとQRtto」開始に合わせて、大阪シティバスでもQRコードによるデジタル乗車券の利用を17日から開始した。大阪・関西万博開催に合わせたチケットレス化対応の一環で、QRコードのデジタル乗車券をバス事業者で採用するのは関西では初めてとなる。

サービス開始時点で発売されるデジタル乗車券はオオサカメトロとの2社共通1日乗車券(平日用・土日祝日用)と大阪周遊パス(1day・2day)の計4種類。価格や購入特典は従来の磁気券と共通で、メトログループのアプリ「e METRO」のほかスルッとQRtto公式ウェブサイトでも販売が行われている。

QRコードのデジタル乗車券でシティバスに乗車する際は車内に掲出された乗降判定用のQRコードで読み取りを行ったうえ、降車時に運転手へ判定画面を提示する運用が取られており、共通利用先となるメトロでは全駅の改札機にQR読み取り機を設置することで対応。

今後はデジタル乗車券への移行・キャッシュレス化に合わせてQRコード対応の券種を順次増やす計画となっている。

QRコード対応デジタル乗車券サービス開始の発表はこちら
QRコード対応2社共通1日乗車券発売開始の発表は
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車内各所に掲出されている判定用のQRコード。運賃箱のほか座席周辺にもQRコードが貼られており、降車前に余裕を持って判定が行えるよう配慮がなされている。

6月末ごろから車外の入口付近に順次掲出が開始された「スルッとQRtto」のロゴ。PiTaPaやICOCAなどすでに対応済みの交通系ICカードの表示と並べられている。

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