今里筋線BRT 実験延長1年目も利用低迷変わらず
新型コロナウイルス感染症流行の影響により実験期間が延長となった今里筋線BRT社会実験で、延長1年目となる6年目の利用状況が大阪市都市交通局から発表された。
2024年12月の推計平均利用客数は平日20.7人/便、土曜17.5人/便、休日15.6人/便と頭打ちの傾向は変わっておらず、平日ダイヤの本数減便によりBRTの利用客が並行するシティバス一般路線へ流出する事象が確認されるなど、既存のバス利用客によってBRTの運行が支えられている側面が浮き彫りとなった。
また、運行経費削減を目的にBRTとシティバス一般路線の予備要員を共通化したことが判明したほか、延長2年目の実験ではオオサカポイントを利用した新乗継割引サービスへの移行などが計画されているものの、利用客数の低迷傾向が変わらないことから延長2年目終了時に予定している効果検証でも厳しい内容が予想される。
大阪市都市交通局の発表はこちら
(スクリーンショットを含めた記事の無断転載はおやめください)