万博会場内外周バス「e Mover(イームーバー)」7月1日ダイヤ変更

大阪・関西万博会場内外周バス・オオサカメトロ「e Mover(イームーバー)」の運行ダイヤが、東ゲートから西ゲートへの来場者輸送開始に合わせて7月1日から新ダイヤに変更された。

今回のダイヤ変更は西ゲートの入場券を所持した来場者限定で、8時30分から11時30分までの時間帯を対象にイームーバーによる東ゲート前→西ゲート前間の路線「東西輸送」を新設。4分〜5分間隔で西ゲート前までの区間を3分で結び、大阪シティバス・万博駐機場営業所配属の大型車が初めて営業運転に就いている。

また、今回の東西輸送開始は従来のイームーバーを経路分割する形で新設されたため、11時30分ごろまでは会場内を走るイームーバーは途中停留所だった東ゲート南停留所発着での運行に変更。周回運行の運行開始時刻変更に伴い、自動運転バスの始発もこれまでの9時台から11時30分以降の時間帯に繰り下げられている。

なお、系統番号は東ゲート前→西ゲート前間の路線が301A号系統、西ゲート北バスターミナル〜東ゲート南停留所間の路線が301B号系統となっている。

オオサカメトロの発表(東西輸送運行開始)はこちら
オオサカメトロの発表(自動運転バスダイヤ変更)は
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【訂正のお知らせ】5月に公開したイームーバーの記事で、周回運行の系統を大阪シティバスの周回路線に準拠して301A号・301B号系統として紹介しましたが、今回の路線新設で通常の往復路線と同じ系統番号の付番と確認することができましたので、周回運行のイームーバーは301号系統として記載します。

(スクリーンショットを含めた無断転載はおやめください)

新設された西ゲート前行きイームーバー。「東西輸送」の前面ボードが掲げられており、輸送力が大きい大型車を中心に周回運用で使用される小型車も併用されている。

メトロ夢洲駅横に設置された特設改札。運賃は通常のイームーバーと同じである一方、e METROアプリ販売分のイームーバー1日乗車券では乗車できない取り扱いとなっている。

夢洲駅側から見た東ゲート前のりば。東ゲート前・西ゲート前の両停留所ともに業務用ゲートをのりばとして転用し、中扉(後扉)のみで利用客の乗降を行っている。

西ゲート前行きの車内行先案内表示。車内の行先や音声合成装置は新路線に対応しておらず、運行中はリング西ターミナル行の表示で固定されている。

会場内のイームーバーのりばに表示された運行案内。東西輸送実施中に運行される区間便の表示に対応しており、自動運転バスも運行開始前の表示となっている。

今回の変更で新設された東ゲート南停留所止め(301B号系統)の行先表示。東西輸送(301A号系統)の行先表示に続き「東ゲート南行」の表示ロムも新調された。

東ゲート南停留所止めの車内行先案内。行先表示は区間便に対応したものの音声合成装置と終点表示が併記された次停留所表示は非対応で、リング東停留所出発後は自動音声による案内が無音となる。

周回路線(301号系統)運行開始前の東ゲート北停留所。通常は乗車を待つ利用者の列に使用されるポールパーティションが停留所を封鎖する用途で使用されている。

運休時間帯に表示される東ゲート北停留所の案内。周回運行を取りやめともにイームーバー利用の場合は東ゲート南停留所へ移動する旨の案内が表示されている。

今回のダイヤ変更で運行が取り止められた11時台前半までの自動運転バス記念乗車証。始発繰り下げにより10時台までの記念乗車証は配布終了となった。

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