舞洲P&R万博シャトルバス 運行開始後の様子

大阪・関西万博の会場と舞洲パークアンドライドを結ぶオオサカメトロの舞洲P&R万博シャトルバスが、4月の開幕以来AB駐車場・E駐車場発着の2路線で運行されている。

舞洲P&R万博シャトルバスはメトロ名義の他のバス路線と同じく子会社である大阪シティバスが運行業務を担当。港・酉島の両営業所に在籍するメトロロゴの電気バスに加えて、港営業所担当便では桜島・舞洲兼用のシティバスロゴ車や、車両の都合が付かない場合は校外学習の貸切バス用だったディーゼル車も運用入りしている。

さらに舞洲A駐車場と夢洲第1交通ターミナル間の路線では大型電気バスによる自動運転も実施し、自動運転バスは全便酉島営業所の担当となっているほか、駐車場の稼働状況に応じて頻繁にダイヤ変更が実施されている。

なお、系統番号についてはAB駐車場(西乗降場)→夢洲第1交通Tが302号、夢洲第1交通T→AB駐車場(東乗降場)が303号、E駐車場〜夢洲第1交通Tが305号となっているものの、AB駐車場の中乗降場・東乗降場はP&R駐車場の利用が低迷されていることから使用されておらず、302号と303号は事実上同一路線となっている。

(スクリーンショットを含めた無断転載はおやめください)
(車両の写真はすべて2025年7月以降に撮影)
(来場予約がない方の夢洲への来訪はお控えください)

夢洲第1交通Tで待機中の舞洲P&R万博シャトルバス。港の桜島兼用車を除いてメトロロゴの車両で、代走発生時を除きEVモーターズ・ジャパン製の車両で統一されている。

日中20分間隔で運行されている舞洲P&R自動運転万博シャトルバス。自動運転実施時は公道上ではレベル2、駐車場内ではレベル4の自動運転で運行されるほか、自動運転車が一般のP&Rシャトルバス運用に入る場合もある。

舞洲P&Rシャトルバスを示す前面ラミネート板。桜島と同じく各路線共通のデザインで舞洲P&Rには橙色が割り当てられている。

P&Rシャトルバスの側面の行先表示。各行先ともに英字対応はせずに日本語のみの表示で、夢洲第1交通T行きは1列で「第1ターミナル」表記となっている。

バス車内の次停留所表示。フォーマットは桜島・会場内外周と共通のものが使用され、AB駐車場は通常の路線にはないトリプルストップ扱いの表記となっている。

夢洲第1交通Tのバスロケ表示。乗客向けには運行ダイヤは自動運転バスを除いて原則開示されておらず、運行時間帯は一定間隔の表示で固定されている。

舞洲P&R駐車場・AB駐車場(西乗降場)周辺の様子。夢洲発のバスは停留所前で転回するほか、起点であることから転回地としての待機スペースも用意されている。

西乗降場ののりば付近。稼働状況も踏まえてAB駐車場ののりばは西乗降場に集約される運用がとられ、入退場のピーク時間帯は5つののりばがフル稼働となる。

駐車場内中央付近の区画向けに用意された中乗降場。会期最終盤に入っても実使用されることはなく、のりばに併設されていたトイレも封鎖状態が続いている。

中乗降場とともに実使用されなかった東乗降場の停留所。場所はAB駐車場の管理棟真裏で、東端の区画は最後まで使用されず人通りも極めて少なかった。

管理塔の東側に設置されたシティバスの舞洲操車場。操車機能は管理棟に併設されている模様で、操車場にはEVM-J車用の充電器も用意されている。

舞洲E駐車場のりばの様子。AB駐車場と異なりこちらは徒歩での駐車場外への移動が不可能な構造で、改札とともにのりばが4ヶ所用意されている。

E駐車場で待機するP&Rシャトルバス。E駐車場ののりばは既存施設の駐車区画を流用しており、P&Rシャトルバス用に車線が引き直されている。

7月以降P&R利用者を対象に配布された特製のミネラルウォーター。西ゲートへの優先入場とともにP&R利用者の特典を設けることで利用促進策が取られていた。

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