南海バス委託運転手が営業運転中に当て逃げ事故
南海バス委託の大阪シティバス一般路線で、運転手が対向車線の側壁に接触事故を起こした際に警察への通報を怠り運行を継続したことが乗客からの申告で判明した。
事故を起こしたのは8月5日の大阪駅前8時36分発の93号系統(井高野車庫前ゆき)で、長柄橋北詰〜柴島間を走行中に片側1車線の対向車線へとはみ出した際に側壁に接触。運行を打ち切り周囲の安全確保と警察への通報を行うべきところをそのまま立ち去り、乗客が申告するまで報告を行わなかった。
今回の行為は道路交通法72条(交通事故の場合の措置)違反のいわゆる当て逃げにあたり、乗客からの申告を受けて運転手は乗務から外されたほか、この2ヶ月間で直営営業所を含めて4件続けて重大な運行ミスを起こしていることから、シティバスの安全姿勢に対する批判がさらに高まることは避けられないものとみられる。
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